羽子板市


 昔々、家内と知り合った最初の年の暮れ、家族そろって羽子板市に出かけ、
 これは家内へ、あれは古里へと何枚か羽子板を買ったことがありました。
 店を取り巻く買い物客の中で、店の人が手拍子で祝ってくれて、ちょっぴり
 恥ずかしく、晴れがましい想いをしたことを思い出します。

 羽子板市はあの時以来かな?などと思いながら羽子板を見て回る間にも、
 何度か手拍子が聞こえてきて、楽しい気持ちになりました。
 もっと景気が良くなって、にぎわいが戻って欲しいなと思います。

三歩と散歩道
 2012年 12月
 Vol.99-sanpo2


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