カワセミの秋
奥庭で少し小鳥が撮れて、久しぶりの小鳥撮りとなって、むずむずと小鳥が
気持ちの中で広がって、もう蓮池は遅いはずだけれど、空振りでもいいやと
思いながら、2か月ぶりの、いつもの公園に出かけました。
いつもの駐車場には、いつもあるはずの常連の車は一台も見当たらず、ああ、
小鳥はいないんだと思いながら、機材を担いでまずは蓮池へと向かいました。
蓮池には対岸に見慣れないカメラマンが一人、こちら向きでファインダーを
覗く姿があって、足を止めて近くを見ると、すぐ目先にカワセミ君がいて、
そっとカメラを下して、優しく連写して、少し移動して、さらに連写連写。
三歩と散歩道
2014年 9月
Vol.120-sanpo1
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@:2014年 9月 5日
カワセミ 雄親
A:2014年 9月 5日
カワセミ 雄親
「ああ、この子はかなり疲れている雄親」、そう思いながらじっとしている姿をよく眺めていると、左の
羽のなかほどに一枚飛び出した羽が見えて、「ああ、この飛び出した羽は見覚えがあるな、一昨年からい
る親だ」と思い、疲れて、かなりボロボロになった姿に、「おいよ、頑張っているな」と激励。
飛び込んで、飛び去っていくカワちゃんの姿を見送って、次の池に移動することにしました。
林に入って登っていくと、この公園では今まで経験したことがないほどの蚊の攻撃に会い、タオルを首に
巻いて顔のまわりを飛びまくる蚊を片手で追い払いながら、デング蚊はまだここにはいない筈だとは思う
ものの、大急ぎで登って登って、下って下って、どんどん歩いて、頭も首も胸も背中もズボンもパンツも
大汗にびしょ濡れになって、次の池のほとりまで来ると、蚊の姿が消えてほっと一息が付けました。
大汗かいたし、疲れたからこのまま帰ろうかと帰りかけると、対岸の方でチチチとカワセミ君の鳴き声が
して、疲れたはずの足が止まって回れ右をして、カワセミ君に遊んでもらうこととなりました。
おや、この子は羽がきれいな今年生まれの子だな、1羽蛇に呑まれた残りの子達かと思いながらよく見ると
下嘴がほんのりと紅くて、「やあやあ、お姫様か」とうれしくなりました。
C:2014年 9月 5日
カワセミ 姫 ?
D:2014年 9月 5日
カワセミ 姫 ?
カワ姫の後を追って池をさかのぼっていくと、またもやすぐ近くにカワちゃんがいて、そっとカメラを下
して「やあやあ、撮らしてね」とつぶやきながらよく見ると、この子は今年生まれのカワ若。
チラッとこちらを見るも、さほど怖がる様子もなく、子魚を探してダイビングして、魚をくわえて飛び戻
って、ガシガシと魚を振って、ごっくんと御馳走になりました。
F:2014年 9月 5日
カワセミ 若
G:2014年 9月 5日
カワセミ 若
H:2014年 9月 5日
カワセミ 若
I:2014年 9月 5日
カワセミ 若
J:2014年 9月 5日
カワセミ 若
K:2014年 9月 5日
カワセミ 若
L:2014年 9月 5日
カワセミ 若
M:2014年 9月 5日
カワセミ 姫
N:2014年 9月 5日
カワセミ 姫
そのあと、またカワ姫に会えて、飛び姿も少し撮れて、「空振りでもいいや」と思っていた鳥撮りが思い
もかけないうれしいカワちゃんとの出会いとなり、涼しい風に汗を冷やしていると、周りが暗くなってき
たのでそそくさと歩いて、車に着くころにはしとしと降り始めた1日となりました。