カワセミ 枝止まり
ED82+7900(デジスコ)とKISS-X+300mm(ズーム)を持って、初めての
カワセミ公園へ行った時のこと。
秋の夕暮が迫る時刻の小池のほとり、ちらほらと色がつき始めた楓の前の
ベンチに座ってじっと聴き耳立てている人がいました。
その横には巨大な黒いレンズとカメラが三脚に乗っていて、思わず「少し
お話を伺っていいですか?」と隣に座って、話を聞きしました。
カメラはNIKON−D2と6-4レンズ、三脚は持てる範囲で重いほうがいい、
そこの紅葉にカワセミが止まるのを、モミカワと言って、朝から弁当持ち
で狙っていますーーーなどと、目新しいことばかり。
そんな話の最中に、チチチチと鳴き声がすると、「来た来た」とカメラを
セットーーーつられてデジスコをセットして「暗いな」とピント合わせを
しているとーーー隣からはダダダダダダと耳に響く連写が始まりました。
枝に来たカワセミが、池に飛び込み小魚くわえて飛び去るまで1分足らず、
唖然としていると、お隣さんは十数枚のモミカワ写真のチェック開始。
<下段に続く>
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@: 2010年 3月 13日
胸元に産毛が残る若が もう巣作り
A: 2009年 5月 2日
カップル探しの姫、目元が恋してる?
B: 2009年 5月 6日
カップル成立の 求愛給餌
C: 2009年 6月 17日
川上で ひっそりと若
D: 2009年 6月 27日
お気に入りの 新緑若
E: 2008年 6月 28日
蓮池の 若
F: 2008年 7月 5日
2番子の若 小川のせせらぎにて
G: 2009年 7月 8日
早朝のおすまし姫 ハスカワ代表作
H: 2008年 7月 30日
2番子の若の つぶらな目
I 2008年 8月 2日
2番子兄弟 魚のおねだり
J: 2010年 8月 8日
蓮の蕾に 若
K: 2008年 8月 16日
ハスカワを撮るのに 何日ねばったことか
<上段より続く>
次の年の秋にNIKONーD300、予約の長玉5-4が手に入ったのが次の年の5月、2年後の秋から同じように
同じベンチに座って、カメラと三脚を据えて、あの彼に会えないかなと思いながら、チチチと鳴いて来る
カワセミを待つようになりました。
休みの日は誰よりも早くベンチで待機するのですが、朝の光が差し込む時のその紅葉はとても色がよく、
絶品で、やはり紅葉目当てのカメラマンが入れ替わり立ち替わり紅葉の前を占領ーーーチチチの鳴き声が
聞こえるのは運まかせーーー。
L: 2010年 11月 21日
この枝に 止まってくれないものか
M: 2010年 11月 21日
紅葉は 赤く 紅く
N: 2010年 11月 21日
カワセミを忘れる程の 美しさよ
春は新緑のカワセミ、夏は蓮の花にカワセミ、秋は紅葉の枝のカワセミ、冬は枯れ枝にカワセミーーー
ここ何年か、四季を通じて、自然の中のカワセミを求めて、少しでもいい写真をと頑張ってきましたが、
納得出来るような写真は、ほんのすこしだけ。
ホバリングもいいし、飛びものも撮りたいしと欲張っていますが、やはり止まりものが一番奥が深い様な
気がします。
少し仕事を減らして、体力・気力を蓄えて、もっと腕を磨いて、もっと根気よく待ち伏せして、自然の中
の素敵なカワセミを撮りたいものです。
O: 2008年 11月 15日
モミカワ この構図はこのカットのみ
P: 2008年 11月 29日
枯葉の秋に 姫
Q: 2009年 1月 4日
新春の光の中で 姫
R: 2011年 1月 15日
光の中で身体を温めて、少ない池の魚をじっと待つ
S: 2011年 1月 22日
池の氷が解けるのを待って、お魚探しの姫
21: 2011年 1月 22日
お昼になっても光はささず、姫は丸まっておおさむ