冬の小鳥


  冬がやってきました。
  何枚も着こんで、カイロを腰に貼って、アツアツの紅茶をポットに入れて、
  あったかひざあてをつけて、薬用リップスティックを塗って、ポケットに
  ミルク飴を数個入れて、木立や、池や、里山をめぐります。

  冬の冷気の中、ひとり静かに、葉が落ちて、凛として、時には寒々とした
  木々や空を眺めながら、小鳥の鳴き声や羽音に耳を澄まして歩いていると、
  しんしんと心が澄んでいくかのように思えます。

  そんなときに、すてきな小鳥に出会えると、うれしいものです。

三歩と散歩道
 2014年 12月
 Vol.123-sanpo1


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