カワセミ 親父


  いつしか誰ともなく、「親父」と呼ぶようになったこの池の主は、今年で
  3年目の繁殖の季節を迎えようとしています。

  左の翼の一番目?の風切羽が少し前・外に飛び出しているこのカワセミは
  3年前からこの池で子育てをしていて、今年もまた姫を迎え、子育てをし
  ようとしている姿を見せてくれています。

  一夏の終わりに3番子が巣立つ頃には、羽もボロボロになって、子に縄張
  りを取られて、どこかへ行ってしまうカワセミ雄が多かっただけに、3年
  目になるこの子を、「親父」と呼ぶ言葉には、「がんばれ」という声援が
  あり、年配のカワセミ病患者の共感と感動が含まれているのです。

 

三歩と散歩道
 2015年 3月
 Vol.126-sanpo2


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