雪の 北陸へ
旅の始まりは北陸新幹線はくたか557号。新しい車両は座席の前後が少し
広く、走り出してもかなり静かで、快適な旅が始まりました。
冬の富山には十数年前、仕事で何度か行ったのですが、駅周りの記憶が
ほとんど残っていないので、今回は新幹線駅の外観や雪山の眺めが楽しみ
でした。
ところが到着すると、ガイドさんは建物の脇をすいすいと通ってバスへ。
お目当ての新駅も山も撮れず、バスの車窓から富山城址や公園や、途中の
の雪山を何とか撮ることができました。
三歩と散歩道
2016年 2月
Vol.137-sanpo1
’16年1-4月表紙へ
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1: 2016年2月7日 富山
富山城址
2: 2016年2月7日 富山
富山城址公園にて
3: 2016年2月7日 富山
富山から五箇山への車窓からの雪山
4: 2016年2月7日 富山
富山から五箇山への車窓からの雪山
五箇山に向かう途中の野には雪がかなり残っていて、雪の山には白い雲がかかるいい天気の青空が
広がっていて、雪の五箇山はどうだろうかと楽しみでした。
ところが天気が良すぎたんですね! 車窓より見える菅沼合掌造り集落は、雪に覆われてはいるも
のの、かやぶき屋根にはほとんど雪が無く、明るい午後の光をさんさんと受けています。
ちょっと残念ですが、それでも北側の屋根や野にはまだ雪も残っている五箇山に到着しました。
5: 2016年2月7日 五箇山
菅沼合掌造り集落(車窓より)
6: 2016年2月7日 五箇山
菅沼合掌造り集落(車窓より)
7: 2016年2月7日 五箇山
小原ダム
8: 2016年2月7日 五箇山
五箇山 村上家
そんな村上家の中に入ると、ちょうど大広間で笛太鼓にお囃子が入ったこきりこさらさ踊りの最中で、
その後囲炉裏端で村上家当主の説明と、ご本人のこきりこ踊りを拝見しました。
9: 2016年2月7日 五箇山 村上家
こきりこさらさ踊り
10: 2016年2月7日 五箇山 村上家
村上家 当主
11: 2016年2月7日 五箇山 村上家
村上家当主のこきりこさらさ踊り
12: 2016年2月7日 五箇山 村上家
村上家当主のこきりこさらさ踊り
村上家の2階に上がってみると、そこには昔からの農耕や養蚕の道具があり、見ているうちに半世紀以上
前のうろ覚えの我が家の昔の道具や、養蚕の様子が浮かび上がってきたものでした。
1階と2階の空き部屋には蚕棚をびっしり設置して、桑の葉を畑からとってきて、滑車を使って運び上げて、
日に何度も桑の葉を与えると、「さわさわざわざわ」と蚕が葉を食べる小さな音が大きく広がります。
暗い屋根裏から、外へ出ると明るい光がさんさんとふりそそぎ、残り雪が白く輝いていました。
13: 2016年2月7日 五箇山 村上家
一階天井の根曲木による大梁
14: 2016年2月7日 五箇山 村上家
足漕ぎ脱穀機
15: 2016年2月7日 五箇山 村上家
二階で養蚕
16: 2016年2月7日 五箇山 村上家
二階屋根の梁
17: 2016年2月7日 五箇山
村上家から橋を渡ると 流刑地
18: 2016年2月7日 五箇山
雪の残った合掌造り北屋根