永平寺
3日目は前夜から雨で、時々みぞれ。
強風雨の中、まず東尋坊へ出かけて、これぞ裏日本の荒れた海と低い黒雲
と、久しぶりの冬景色と横殴りの雨を楽しんでみました。
その後は、初めての雪の残る永平寺へ。
もうこの年になると、足を組んで新しい境地をといった欲もなく、30年前
の参禅体験を懐かしく思い出しながら、堂内を見て回ることとなりました。
三歩と散歩道
2016年 2月
Vol.137-sanpo5
’16年1-4月表紙へ
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1: 2016年2月9日 永平寺
通用門右手奥に 報恩塔、祠堂殿(しどうでん)
2: 2016年2月9日 永平寺
さらにその奥には、勅使門(ちょくしもん)
3: 2016年2月9日 永平寺
通用門に戻ると 一葉観音
4: 2016年2月9日 永平寺
通用門へ上がります
5: 2016年2月9日 永平寺
永平寺案内図
6: 2016年2月9日 永平寺
傘松閣の掛け軸(?傘松でしょうか)
堂内を回っているうちに、外を見ると雨が雪に変わっています。一緒に参観している人たちと一緒に
なって、雪だ雪よと喜び、階段状回廊の窓の木枠から大庫院の屋根に降りしきる雪を眺めました。
7: 2016年2月9日 永平寺
僧堂脇の階段状の回廊
8: 2016年2月9日 永平寺
階段状の回廊から 降り始めた雪を眺める
9: 2016年2月9日 永平寺
法堂内部
10: 2016年2月9日 永平寺
法堂内部
11: 2016年2月9日 永平寺
雪の 仏殿
12: 2016年2月9日 永平寺
仏殿脇の回廊
13: 2016年2月9日 永平寺
雪の仏殿
14: 2016年2月9日 永平寺
雪の中雀門
堂内を回っていると、時には黒い作務衣をまとって歩く若い修行僧に出会います。未明の朝の務めから
始めて、座禅、朝の食事、雑巾がけや草引き、清掃などの作務、経行など、厳しい日課を己に科しなが
らも、その姿は若くて明るく、さわやかに見えます。
山門近くの回廊に「恐怖時 光ーーー 救頭燃」の文字が入った打板がありましたが、板の中心が剥げ
ていましたので、今もこの板を叩く音で、起きて、座って、歩いて、作業して、食べて、寝てと一日を
刻んでいるんでしょうね。
ちなみに全文は「恐怖時 光之大速 所以行道 救頭燃」とあります。光の如く時は早く過ぎるのに
(悟れるのかと)恐怖をおぼゆる時は、道を行え、さすれば燃え上がる頭脳を救える。と、その様に
感じました。
15: 2016年2月9日 永平寺
山門側から雪の階段回廊と僧堂
16: 2016年2月9日 永平寺
山門 吉祥の額 「諸仏如来大功徳 −−」
17: 2016年2月9日 永平寺
四天王 多聞天と持国天
18: 2016年2月9日 永平寺
四天王 増長天と広目天
19: 2016年2月9日 永平寺
打ち板を鳴らして、始まり、終わる
20: 2016年2月9日 永平寺
祠堂殿 大地震の慰霊もここに
永平寺をでて、参道を歩きながら、お土産物屋さんを覗いていると、店頭に百合と黄色の花の一輪挿し
が、ひっそりとたたずんでいました。
また歩くと、とあるお店の中に、いいお顔の達磨が大きく目を開いて、かなたの空を見つめていました。
21: 2016年2月9日 永平寺 参道
一輪挿しに ユリと 黄と茶斑点花
22: 2016年2月9日 永平寺 参道 お土産屋さん
達磨絵