江戸東京博物館


  だんだん出不精になっていく。
  目新しいと思う出会いも少なくなり、出会いの感動も奥底でチロチロと燃え
  て、静かに落ち着いてゆく。 これが年をとっていくということなのか。

  誘われて行った江戸東京博物館、両国を通るたびに目についていた建物の中
  に入って、カメラを構えながら回って、思うままに数百枚撮って、整理して
  行くと、今の自分が何を求めているのか、その傾向が出ているように感じる。

  色彩に対する感受性の欲や、磨き抜かれた描画の線に、年齢を重ねて求める
  ものがあるようにも思えて、これからの生の目線になるのか、どうか?

三歩と散歩道
 2016年 12月
 Vol.147-sanpo3


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