おひなさま
朝、澄んだ青空の下、もの思いをしながら歩いていると、ひんやりと冷たい風
が首元を撫でて、肩も首も縮こまり、道を見て歩いているのに気が付く。
そうじゃないよ、下を見て歩くんじゃない、顔を上げて歩こう。
少し色濃い緑の木々と、その上に広がる明るい青空は素敵な眺めじゃないか。
この素敵な、光の澄んだ青空を感じながら歩こう。 上を向いて。
散歩の後、一息ついて、おひなさまを、飾る。
娘が結婚して、この家から離れていく前に、娘のひな祭りを、しよう。
明るい朝の光の中で、娘のおひなさまたちよ、輝いて、祝っておくれ!
三歩と散歩道
2017年 2月
Vol.149-sanpo2
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