稲穂に ツバメ


  村田川添いの水田には緑が鮮やかなまま稲穂が実ってきていて、少し霧が
  あり朝露が残っている早朝には、稲の精が満ちています。

  その精の香りにであうと、少年の頃のあの悩ましい感覚がよみがえり、胸
  いっぱいに吸い込んで、あの若き勢いが取り込めるような気もします。

  そんな稲穂の上をツバメが飛び交っているのに出会うと、稲穂の明るい
  緑と、ツバメのしなやかな飛び姿に若々しい命を感じます。

三歩と散歩道
 2017年 8月
 Vol.155-sanpo3


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