無傷の ハクモクレン
いい天気の朝の散歩道。歩いていると、ハクモクレンが開き始めているのに気が付きます。
昼に向かって気温はどんどんあがり、この暖かさではすぐに開いてしまうだろう、明日は
ゴルフで、あさっては雨の予報、となると無傷のハクモクレンは今日しかない。
そう思いながら、急いでお昼を済ませた後、300mmをつけたカメラを持って、まず家の
周りのハクモクレンから撮り始めます。
咲いたばかりのハクモクレンは、真っ白で、柔らかくて肉厚の花弁は、明るい光を浴びて
白く輝き、そよ吹く風にゆらゆらと楽しそうに身をゆだねています。
三歩と散歩道
2018年 3月
Vol.162-sanpo2
’18年1-4月表紙へ
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1: 2018年 3月 14日 ちはら台東2
ハクモクレン
2: 2018年 3月 14日 ちはら台東2
ハクモクレン
3: 2018年 3月 14日 ちはら台南5 葉月への小道
ハクモクレン
4: 2018年 3月 14日 ちはら台南5 葉月への小道
ハクモクレン
5: 2018年 3月 14日 ちはら台南5 葉月への小道
ハクモクレン
6: 2018年 3月 14日 ちはら台南5 葉月への小道
ハクモクレン
7: 2018年 3月 14日 ちはら台 ちはら台南2
ハクモクレン
8: 2018年 3月 14日 ちはら台 ちはら台南2
ハクモクレン
9: 2018年 3月 14日 ちはら台南5 葉月への小道
チンチョウゲ
10: 2018年 3月 14日 ちはら台南5 葉月への小道
チンチョウゲ
暖かくなった春の日は、道端や野やあぜ道など所かまわずに、春を待ち焦がれていた野の花が顔を出し始めます。
やわらかな白いヒヤシンスや、うす紫のハナニラや、輝く青紫のムスカリや、みんな低い姿で、「ここよ、ここ」と
話しかけてくれます。
川べりの陽だまりの斜面には、待ち焦がれていた蝶も飛び始めました。
野に花が咲いて、蝶が飛び始めると、ようやく春本番と感じる散歩道です。
11: 2018年 3月 14日 ちはら台南5
ヒヤシンス
12: 2018年 3月 14日 ちはら台南5
ハナニラ
13: 2018年 3月 14日 村田川 番場
ホトケノザ
14: 2018年 3月 14日 村田川 番場
ホトケノザ
15: 2018年 3月 14日 村田川 番場
菜の花に ベニシジミ
16: 2018年 3月 14日 村田川 番場
菜の花に ベニシジミ
17: 2018年 3月 14日 村田川 番場
ムスカリに モンキチョウ
18: 2018年 3月 14日 村田川 番場
ムスカリに モンキチョウ
(後記)
素敵なハクモクレンの花は頭の上に咲いていて、下から見上げて撮るしかありません。
花を上から撮りたいなと、頭の高さのコンクリート塀に手をかけて上がろうとするの
ですが、あれれ出来ない、身体が思うように動いてくれません。 何とか上がって、
もう一段やっと上がって立ち上がり、落ちるなよと言い聞かせながら、背筋の震えを
感じながら、カメラを構えてようやく何枚か撮れました。
撮り終わって、3m弱の高さから降りようとすると、足腰が勝手に怖がっています。
上る時と同じ姿勢で、何とか無事に降りることが出来て、やれやれ、古希を迎えると
いうことはこういうことかと実感します。
もうこんなことは出来ないな、やってはいけないな、と自分に言い聞かせます。
また一つできないことが増えたと、年とることの寂しさを感じて、そして、そう思う
ことは、みずから自分を老いさせていく事なのかもしれない。