名残の さくら


   暖かな陽射しが続いて、桜はあっという間に満開になりました。
   桜の花は、色濃いさくら色をしてひらき、見る見るうちに熟れに熟れて、
   そよ風にはらはらと舞いはじめます。

   あっという間に咲いて、すぐに満開になって、吹き始めた強い風にあって
   さくらふぶきとなりました。

   少し遅れてきた、小枝のさくらよ、名残のさくらよ、そのすがしい姿を、
   愛でて、ほめたたえようではないか、あかるい春の光の中で。

三歩と散歩道
 2018年 4月
 Vol.163-sanpo1


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