セセリに シジミ


  ギンイチモンジセセリに出会ってから、その飛び姿から準絶滅危惧種の言葉が
  意識の中に強く刻み込まれて、暑い中もその姿を追い求める散歩となりました。

  ちいさな濃茶と金色が頼りなくふらふらと飛ぶ姿に出会うと、よし銀ちゃんと
  見逃さないように、行ったり来たりの姿についていきます。

  その飛び姿から「探蝶飛行」という言葉が紡ぎだされたのではないかと思うと
  共に、出会ってくれよ、繋がって、新しい命を広げてくれよと、願います。

  村田川の堤には、花も少なく、蝶の姿もまばらになっています。
  出会えるのは、小さなシジミか、セセリか、ジャノメか。
  小さな蝶が、少ない小さな花の蜜で、生き続けています。

三歩と散歩道
Vol.167-sanpo3


'18年5-8月表紙へ

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